なぜマイケル・ジョーダンにとって2008年が「特別」だったのか。 |BEST TiMES(ベストタイムズ)

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なぜマイケル・ジョーダンにとって2008年が「特別」だったのか。

2017年6月号で創刊20周年を迎える『STREET JACK』。そのバックナンバーを紐解きながら、当時の若者ファッションシーンを振り返ります。

 

背番号に込めた思いは、ファンも本人も同じだった。

 

写真を拡大 1985年の初代エアジョーダン、いわゆる〈AIR JORADN 1〉から約四半世紀。刻まれた「数字」はついに彼の背番号「23」へと到達した。

〈エアジョーダン23〉の発売である。

23と言えば、マイケル・ジョーダンの背番号。この数年前、AJ20が発売された頃から「20周年よりも、AJにとってスペシャルなのは、AJ23のはずだ」と噂されていた通り、「これまでのAJの中でも最高のモデルでなければならない」という号令のもと、ティンカー・ハットフィールドとマーク・スミスの共同開発により、「最高傑作」が作られることとなった。

事実、MJ自身が「23という番号は私のとって大きな意味を持つ番号であり、AJ23の発表はブランドの歴史の中でも頂点を極めるものだ」「私にとって人生とキャリアの両方の記念となる深い意味のあるものだ」と語っている。

写真を拡大 敬愛する兄の背番号が「45」だったことから、その兄の半分でいいからうまくなりたいという思いから「23」を選んだ、という逸話はあまりに有名。

AJ23は、MJのサインや指紋をデザイン要素として使うという画期的なビジュアルコンセプトで製作されている。さらに、“コンシダード”製法と呼ばれた当時のエコロジー・コンセプトを応用するなど、エコとクラフトマンシップの融合をテーマに完成されたモデルとも言える。

そして2017年、エアジョーダンは順調に行けば32作目が発売される年。
23を反転させた32という数字に、ジョーダンは何を込めるのだろうか。
今から楽しみで仕方ないではないか!

 

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